想像の幻想論

様々な思考の束

田中圭一「うつヌケ」

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B01N9SHVRJ?storeType=ebooks手塚治虫宮崎駿など大御所の絵柄を真似たギャグ漫画を描いている、知る人ぞ知る田中圭一のエッセイ漫画。鬱状態から脱出した(脱出してない人も載っているが)人がどうやって鬱から脱したかが描いてある。田中圭一自身鬱の経験者で、鬱っぽくなる原因(気圧や気温差など人による)さえ分かれば比較的楽になれるというのはなるほど、と思った。 この本の最後のまとめ部分だけ抜き出しておこう。

○鬱になる原因

・自分を嫌いになる

→自分も他人のように大切に扱わなければならない。他人のように気を遣わなけれればいけない。

・子供の頃の苦しかった思い出を放置する

→自分と今一度よく向き合ってみて、子供の頃の自分を許してあげて解放してあげよう。

○鬱になってしまったら?

・仕事をやめろ派

・仕事を続けろ派(もちろん快方に向かうために)

→自分を否定するものが仕事であれば辞めて、自分を肯定してくれるものが仕事であれば続けよう

→自分を肯定してくれるものが身近になければ、小さな達成感を得られる何かを始めよう(例:プラモデル、登山)

→些細なことでもいいので必要とされている、役に立っていると感じられる瞬間を作ろう(例:褒められたことを何度も反芻する)

人間は本質的に自分が好きで、肯定されたくて、必要とされている→それに抗うと心が弱る

○鬱が再発するのはなぜ?

→鬱はなるものではなく、心が弱った時に、眠っていた鬱が出てくるだけ。

→鬱と上手に付き合おう!

その鬱の正体や鬱とのうまい付き合い方については、この本を読みましょう。鬱は誰もがなる「心のガン」です。鬱で自殺するのは病死と同じです。そうなる前に、まずお医者さんに相談+この本の購読ですね。