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想像の幻想論

様々な思考の束

レズ風俗について

鬱の寛解により性欲が復活した(鬱の症状の一つで性欲がなくなってた)のですが、いかんせんそんな相手がいるわけでなし、セルフケアでは間に合わないこともあり、日々悶々としていました。

そんな時に知ったのが さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ イースト・プレス https://www.amazon.co.jp/dp/4781614426/ref=cm_sw_r_tw_awdo_x_5HeSybK0QMWQM でした。内容は、母の愛に飢えた女性がレズ風俗に行くというものです。レズ風俗、とあるのでめちゃくちゃドエロな話だと思ったのですが、そうではなく、自分の痛みや生きづらさに向き直る話でした。

まあ、ともかく、その本で初めてレズ風俗というものの存在を知ったのです。

気がつくと私は目の前の板でお姉さんを物色していました。

自分が同性愛者だと気付いたのは大学生になってからで、それまで自分は恋愛より友情が好きな人間なんだと思っていました。しかし、初恋は女性だし、ドキドキするのも女性だし、男性だとなんか脳が拒否するというか。女性と一緒にいる自分を想像しても違和感は無いんですが、男性と生きる自分はかなり歪な感じがするというか。よくそれで今まで気がつかなかったものです。というか無意識に抑圧していたのか?

初恋の頃から同性に恋することに強い罪悪感を覚えていたので、同性愛者であることを「思い出した」のはやっと大学生になってからでした。そして、鬱になったのも、自分が同性愛者だということからずっと逃げていたツケが回ってきたようなものだと今は解釈してます。

ちゃんと自分に向き合おう。同性愛者だということを受け入れて生きていこう。そう思って、レズ風俗のホームページからメールを送りました。

玉砕。一人目のお姉さんに断られてしまいました。注文が多い面倒な客だと思われたのでしょうか・・・今度は注文を少なめにして頼みました。通りました。

ここからが大変でした。勝負用の服も靴もカバンも下着もない。困り果てた末、リクルートスーツにコートを羽織ってカバンは就活用のカバン、下着は唯一上下が揃ったユニクロのやつにしました。何か目印をとのことで、ポケモンムーンを買った時の特典だったポケモンのバッジ(ニャビー)を胸に着けることにしました。

さて、当日です。行きたくなさすぎて泣いていました。大体なんかお腹痛いし、今日寒いし、ブッチしていいんじゃないか?いやいやキャンセル料が100%以上あった気がするし・・・などとキャンセル料の圧に押される形で家を出ました。ブッチされたお姉さんの気持ちなんて考えもしませんでした。最低ですね。

そのまま一時間以上電車に揺られて大阪日本橋へ。一言で言うとスラムでした。なんか街が薄汚いし、ホームレスのおじさんが沢山いるし、暴走族もいるし。トイレに行きたくなったので、街の公衆便所であるところのコンビニへ行きました。立ち入り禁止でした。コンビニのトイレはその街の治安水準を如実に反映するらしいです。帰りたくなりましたが、イブニングと温かいお茶を買って外へ。

バスの停留所で震えながらイブニングを読んだあと、トイレを貸りる為に喫茶店に行きました。立ち入り禁止。もうダメだ。どんだけ治安悪いんだよ、と思ってたら喫茶店のおばさんが開けてくれました。喫茶店の客じゃなかったら貸さない方針だったようです。注文したあとでトイレに行って良かった。結論から言うと下痢でした。

さて、いよいよです。死にたい。いますぐ死にたい。時間通りにお姉さんは現れました。すごい。どこからどう見ても水商売の人だ。こういう系苦手なんだよな。あと思ったより老けてる。自分はその時から年上好きの看板を下ろしました。自分と同い年ぐらいがいいですね。レズ風俗ですか?まだ続けなきゃダメですか?

はい。歌舞伎会館(のようなもの)の前で待ち合わせをしていたので、ホテルはその近くの年がら年中クリスマスをコンセプトにしたやつに入りました。途中、お姉さんが腕を組みましょうかと言ってきたのですが、なんかジロジロ見られてるし早く終わらせたかったので断りました。

ホテルは受付がほぼ無人でしたし大丈夫でした。プライバシーの関係でしょうか。まあ、それを利用して男同士、女同士で入れる所もいっぱいあるんだろうな、と思っていたら、男女とすれ違いました。怖い。早く部屋に入ろう。

そのままよく分かんないけど、お姉さんと旅行に来ちゃった僕、のようなプレイをして(世間話をしながら上着を脱がせてくれたり、バスローブを着せてくれたり)風呂に入りました。風呂ぬるい。身体は洗ってくれましたが大事なところは洗ってくれませんでした。衛生的に大丈夫か?

ゴロンして?と言われたのでゴロンしました。「初めてって言ってたけどキスして大丈夫?」大丈夫だから早くしてください。リップクリームの感触がしました。でも、正直ナメクジみたいで気持ち悪かったです。好きな人とだと違うんだろうな。

耳舐めしてもらって手○○してもらいました。耳舐めはめちゃくちゃゾクゾクして気持ち良かったけど、結局イケませんでした。

あと、バイブを入れてもらおうと思ってたんですが、思ったより大きく、入りませんでした。「こんなの入りませんよ」と言ったら急にテンション上がったのか「入れちゃいましょう!」ってお姉さんが言い出したのでビビりました。女にも挿入欲や征服欲はあるんだなぁとぼんやり考えました。そういうのは好きな子にあげることにしました。まだいないけどさ。

帰り道、もうお姉さんを振り払って逃げ帰りたかったんですが、やたら引きとめられてお土産を渡されました。お姉さんしゃべるしゃべる。結局駅入り口までついて来てしまいました。勘弁してくれ。さようならを言うと僕はトイレに逃げ込んでツイッターを開いて、辛くて死にそうだと書き込んで泣きました。お姉さんから離れて人々の目線から解放されて一旦は楽になったんですが、やはり自分は結構風俗を蔑視していて、初めてを風俗に捧げてしまったことが辛かったんでしょう。辛いのでこれは経験にカウントしないことに決めました。ニャビーごめんよこんなことに使って。次はもっと若くて胸の大きい子にします。

自分の性経験ってこれぐらいなものです。もっと色々性体験じゃなくても恋愛しとけば良かった。同性愛嫌悪はクソ。社会の抑圧に屈して自分を抑圧してしまった自分もクソ。皆さんは社会にも世間にも負けないでくださいね。敗北者の言葉ですけどね。