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想像の幻想論

様々な思考の束

女子シェアハウスを作る意義について(原稿)

京大の男女比は約10:3です(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/public/issue/ku_profile/documents/2016/12.pdfより)。吉田寮熊野寮は男女共用ですが、吉田寮はトイレも男女共用です。だから、京大周りにシェアハウスを作るとなると自然に男女比が偏ります。男性も入って大丈夫なシェアハウス、男性専用シェアハウスだとすぐに埋まります。では、なぜあえて女性専用シェアハウスを作るか。理由は簡単で、私が女性だからです。

シェアハウスをしていて一番面倒なのが、洗濯物の干し場所です。私は現在4人シェアハウスで住んでいて、2人は個室にベランダがついているんですが、残りの2人はそれぞれ別の下宿で干したり、コインランドリーを利用しているようです。この状況はかなり不均衡だと思うのですが、だったら男女同じ場所に干せばいいかといえばそれもなかなか。盗難事件とかになって泣き寝入りするのは常に女性ですし。じゃあ女性専用のシェアハウスだったら、干し場所同じでも大丈夫なのではという考えが出てきました。

それと、同性の友人が欲しいという思いもあります。高校は女性の方が多く、もちろん友達の殆どが女性でした。大学も文学部だったので大体男女同数だったんですが、鬱になり留年して、京大の人と関わるようになってから友達の殆どが男性になってしまいました。もちろんそれでもいいんですが、どうしてもホモソーシャル(ホモフォビア(同性愛嫌悪)とミソジニー女性嫌悪)を基本的な特徴とする男性同士の擬似同性愛的な強い親愛・連帯関係)的な男同士のイチャつきからは疎外されているし、セクハラもあるし、どうしても深く馴染めない感じがあります。こうした抑圧自体を完全に無くすことは難しいと思いますが、その辛さの受け皿に女性専用シェアハウスがなれればと思っています。それに、女性でシェアハウスに来る人は、同性の社会にうまく適応できなかった人たちだと思うんですが、逆にそういう人たちばかりが集まればうまくいくのではないかと思います。

女性専用のシェアハウスは、同性との関係をやり直すことが出来るというメリットがあると思います。俗にメンヘラと呼ばれる精神的に不安定な人、特に女性には母との関係がうまくいかなかったから、同性との関係を諦めて異性とばかり付き合うという事例が多く見られます。しかし、メンヘラ女性に寄ってくる異性はメンヘラ女性の性別に惹かれて寄っているのであり、彼らと人間同士の対等な関係を結んでいくのは難しいのではないかと思います。それよりは、異性というアドバンテージがない同性と付き合っていくことが、人間としての自尊心や人間と人間の関係を結ぶことに慣れることができるのではないかと思います。それは、ひいては同性との関係性だけでなく、異性との関係性を安定的で対等なものにすることにも役立つのではないでしょうか。